欧米で進む「キリスト教離れ」
多田奨 ( 40代 東京 ) 15/05/04 PM03
話題的には古いので恐縮だが、欧米で宗教離れが進んでいるという。特にキリスト教は確定的な流れのようだ。
以下、参考のサイトから抜粋
―――――――――― リンク より抜粋――――――――――
◆信者減り、進む転用
欧州で、キリスト教会が閉鎖される事態が静かに広がっている。背景には現代人の宗教離れや、信仰のかたちの変化があるようだ。教会に代わって、地域の人々が集う場を提供しようという動きも出ている。
~中略~
戦後、旧東独から逃れてきた市民のために建てられた多くの教会のひとつだった。だが教会に通う信者が年々減って維持が難しくなり、10年前から礼拝もなくなった。取り壊しが検討され始めた時、イスラム団体が150万円ユーロ(約2億円)で購入を申し出た。 「ガソリンスタンドや量販店などの商業施設になるより、信仰の場であり続ける方がうれしい」。教区を引き継いだ隣の教会のジュール牧師は喜ぷ。とはいえ教会がモスクになることは反響を呼び、右翼の反対デモもあった。アブディンさんも「礼拝や行事がない日は市民の文化活動に使ってほしい。開かれたモスクにしたい」と気遣う。
~中略~
キリスト教会の荒廃は、欧州全域で進む。英国教会の場合は1年に25の教会が閉鎖されている。
最大の理由は宗教離れ。2011年の英国の国勢調査で「キリスト教徒」と答えた人は59%と、10年前の72%に比べ大幅減。4人に1人が「無宗教」と答えた。フランスでも、毎日曜日に教会に通う人は4%。
宗派構成が変わったところも多い。中世は宗教改革の拠点だったハンブルクは今、トルコや中東からの移民が増え、人口の5%がイスラム教徒だ。
(2013-10-1)
―――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――― リンク より抜粋――――――――――
(オランダで)キリスト教徒を見てみるとここ10年間で教会に行く人の数はさらに減っている。若い人で定期的に教会に行く人は13%のみ。75歳以上では34%となっている。一番減少がはげしいのが55歳から64歳のグループで10年前には33%が教会に行くと答えていたのが、現在では22%に減っている。一般的に学歴が高くなるほど教会に行く率が減る傾向がある。
オランダはカトリックとプロテスタントが共存しているが、全体の58%が教会に属していると答えている。プロテスタントは教会に属さない人が多く(グローニンゲンでは37%のみ)、カトリックは教会に属す人が多い。(リンブルグでは82%)
オランダ全体で最低月に1度は何らかの宗教活動を行っているという人は、5人に1人しかいないという結果が出ている。アムステルダム大学のヤン・ラッテン教授によれば「宗教はますます個人的なものになっており、教会やモスクに属すという考え方は消えつつある。」という。
(2009-07-30)
―――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――― リンク より抜粋――――――――――
若者を中心とした“クリスチャン離れ”が深刻さを帯びてきている昨今のアメリカ。そのような中で、マクドナルドの集客の力を借りようという驚きの教会再建構想が関係者の間で持ち上がっているもようだ。
近年、アメリカ人の教会離れが進み、クリスチャン人口が激減している。教会をもっと魅力的なものに変えていく努力が求められているといわれる中、このほどある教会クリエイティブディレクターが新アイデアを動画共有サイトの『Vimeo』で発表し、大きな話題となっている。
“過去3年においては毎年平均300万もの人々が教会通いをやめ、2013年には全米で1万もの教会が閉鎖しました。この由々しき問題を解決するためにも、マクドナルドが持つ集客の力を借りてみてはいかがでしょうか。”
(2014-11-30)
―――――――――――――――――――――――――――――――
◆その他参考:
『教会の危機』(ウィキペディア)リンク
『病めるドイツの教会』リンク
◆原因
原因は諸説語られている。教会の性的虐待事件、インターネットの普及、人々の生き方の多様化 など等。どれも当てはまる部分があろうと思う。が、平たく言えば「不要」になったということではないか。
宗教とは、人類の本来的な集団=本源集団で得られる安心感や充足感の代替物だろう。したがって、それらが失われた社会=私権社会においてのみ、宗教の存在価値が発揮された。
現在、欧米でキリスト教離れが進んでいるというのは、(そこに可能性がないと悟ったうえで)本来的な人間集団に回帰する流れが生まれていることを示しているのだろう。別の見方をすれば、固定観念に囚われることなく、現実や事実に立脚して変わっていくことが望まれているといえるだろう。
多田奨 ( 40代 東京 ) 15/05/04 PM03
話題的には古いので恐縮だが、欧米で宗教離れが進んでいるという。特にキリスト教は確定的な流れのようだ。
以下、参考のサイトから抜粋
―――――――――― リンク より抜粋――――――――――
◆信者減り、進む転用
欧州で、キリスト教会が閉鎖される事態が静かに広がっている。背景には現代人の宗教離れや、信仰のかたちの変化があるようだ。教会に代わって、地域の人々が集う場を提供しようという動きも出ている。
~中略~
戦後、旧東独から逃れてきた市民のために建てられた多くの教会のひとつだった。だが教会に通う信者が年々減って維持が難しくなり、10年前から礼拝もなくなった。取り壊しが検討され始めた時、イスラム団体が150万円ユーロ(約2億円)で購入を申し出た。 「ガソリンスタンドや量販店などの商業施設になるより、信仰の場であり続ける方がうれしい」。教区を引き継いだ隣の教会のジュール牧師は喜ぷ。とはいえ教会がモスクになることは反響を呼び、右翼の反対デモもあった。アブディンさんも「礼拝や行事がない日は市民の文化活動に使ってほしい。開かれたモスクにしたい」と気遣う。
~中略~
キリスト教会の荒廃は、欧州全域で進む。英国教会の場合は1年に25の教会が閉鎖されている。
最大の理由は宗教離れ。2011年の英国の国勢調査で「キリスト教徒」と答えた人は59%と、10年前の72%に比べ大幅減。4人に1人が「無宗教」と答えた。フランスでも、毎日曜日に教会に通う人は4%。
宗派構成が変わったところも多い。中世は宗教改革の拠点だったハンブルクは今、トルコや中東からの移民が増え、人口の5%がイスラム教徒だ。
(2013-10-1)
―――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――― リンク より抜粋――――――――――
(オランダで)キリスト教徒を見てみるとここ10年間で教会に行く人の数はさらに減っている。若い人で定期的に教会に行く人は13%のみ。75歳以上では34%となっている。一番減少がはげしいのが55歳から64歳のグループで10年前には33%が教会に行くと答えていたのが、現在では22%に減っている。一般的に学歴が高くなるほど教会に行く率が減る傾向がある。
オランダはカトリックとプロテスタントが共存しているが、全体の58%が教会に属していると答えている。プロテスタントは教会に属さない人が多く(グローニンゲンでは37%のみ)、カトリックは教会に属す人が多い。(リンブルグでは82%)
オランダ全体で最低月に1度は何らかの宗教活動を行っているという人は、5人に1人しかいないという結果が出ている。アムステルダム大学のヤン・ラッテン教授によれば「宗教はますます個人的なものになっており、教会やモスクに属すという考え方は消えつつある。」という。
(2009-07-30)
―――――――――――――――――――――――――――――――
―――――――――― リンク より抜粋――――――――――
若者を中心とした“クリスチャン離れ”が深刻さを帯びてきている昨今のアメリカ。そのような中で、マクドナルドの集客の力を借りようという驚きの教会再建構想が関係者の間で持ち上がっているもようだ。
近年、アメリカ人の教会離れが進み、クリスチャン人口が激減している。教会をもっと魅力的なものに変えていく努力が求められているといわれる中、このほどある教会クリエイティブディレクターが新アイデアを動画共有サイトの『Vimeo』で発表し、大きな話題となっている。
“過去3年においては毎年平均300万もの人々が教会通いをやめ、2013年には全米で1万もの教会が閉鎖しました。この由々しき問題を解決するためにも、マクドナルドが持つ集客の力を借りてみてはいかがでしょうか。”
(2014-11-30)
―――――――――――――――――――――――――――――――
◆その他参考:
『教会の危機』(ウィキペディア)リンク
『病めるドイツの教会』リンク
◆原因
原因は諸説語られている。教会の性的虐待事件、インターネットの普及、人々の生き方の多様化 など等。どれも当てはまる部分があろうと思う。が、平たく言えば「不要」になったということではないか。
宗教とは、人類の本来的な集団=本源集団で得られる安心感や充足感の代替物だろう。したがって、それらが失われた社会=私権社会においてのみ、宗教の存在価値が発揮された。
現在、欧米でキリスト教離れが進んでいるというのは、(そこに可能性がないと悟ったうえで)本来的な人間集団に回帰する流れが生まれていることを示しているのだろう。別の見方をすれば、固定観念に囚われることなく、現実や事実に立脚して変わっていくことが望まれているといえるだろう。
コメント
コメントを投稿