平和団体、NATO批判
【リスボン=小玉純一】北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議の開催と合わせて、リスボンで20日、NATOを批判するデモが行われました。また19日に発表されたNATOの「新戦略概念」に、欧米の反戦平和諸団体から批判の声があがっています。
20日のリスボンでのデモには3万人が参加し、「平和に賛成。NATO反対」と唱和しながら行進しました。労働組合や平和団体などがそれぞれ横断幕を持って参加し、太鼓で音頭をとって行進。ミサイルのはりぼても登場しました。
英BBC放送によると同日、ロンドンでも戦争阻止連合などがアフガニスタンからの英軍撤退を求めて1万人デモを実施しました。
一方、NATOの「新戦略概念」について、オランダのキリスト教徒の平和団体「パックス・クリスティ」のスーシー・スナイダー氏は19日、報道発表で「NATOは最後に核軍備縮小・撤廃をするのか? 他国が先にそうするのを待っているのか? NATOは世界の安保促進のために、そんなことよりもましな役割を果たせるはずだ」と批判しました。
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